三宅宏実の父・義行コーチ、アッコの現役続行エールを拒否?

 「リオ五輪・重量挙げ女子48キロ級」(6日、リオ中央体育館) 2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した三宅宏実(30)=いちご=が競技終了後の現地7日未明、TBSテレビ「アッコにおまかせ!」(日曜、前11時45分)に、コーチでメキシコ五輪銅メダリストの父・三宅義行氏とともに衛星中継で生出演した。

 お笑いコンビ・八木真澄が持ちネタの「ブラジルの人、聞こえますか~」で紹介すると、笑顔いっぱいで画面に登場した三宅は、「ありがとうございます。こちらは夜の12時20分です」と返礼した。

 司会の和田アキ子から、「腰を痛められて出場も危ぶまれたと聞いてますが?」と問われると、三宅は「腰の持病はあったんですが、いろんな方のサポートを受けていましたし(出場したことに)悔いはないです」と答えた。

 三宅はスナッチで2回失敗後の3回目に81キロ、クリーン&ジャークでは1回目に105キロ、3回目に107キロを挙げ、合計188キロで3位となった。

 和田から「3回目の気持ちはどうでした?」と尋ねられ、「正直ひやひやしました。(3回失敗して)失格かなと思いましたが、なんとかスナッチの3番目でつなぐことできました」と振り返り、「メダルのことはいったん忘れて、父が『大丈夫だから』と言ってくれ、気持ちを切り替えられました」と、義行氏の助言に感謝。義行氏も「2回の失敗は想定内でした。こういう試合になるだろうと思ってましたが、内心はハラハラでした」と、故障と闘いながら出場にこぎつけ、さらに結果を出した娘の偉業をたたえた。和田も「お父さんの方は(過去の五輪で)よく見てましたよ。お嬢さんが成功した時は顔がお父さんとそっくりでしたよ」と語った。

 興奮冷めやらぬ中での生出演となったが、和田からは三宅へ「これで一段落ですか?」と、今後の進退についての質問も向けられた。三宅は「(五輪に)4回も出ることができてうれしいですが、今後のことは(日本へ)帰ってからですね」と明言は避けた。それを受けた和田が三宅親子に、「(2020年の)東京も頑張って!」と言葉を放つと、義行氏はとっさに「エーッ!?」と嬌声(きょうせい)を上げ、娘には今大会限りでの現役引退を望む気持ちを示していた。

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