伊調3連覇支えたマル秘入浴剤発売へ
日本女子として史上初の3連覇を達成した女子レスリング63キロ級の伊調馨(28)=ALSOK。その伊調を陰から支えたのが五輪仕様の“スペシャル入浴剤”だった。日本オリンピック委員会とスポンサー契約を結んでいる大手入浴剤メーカー「バスクリン」が、アスリートのために特別に開発したもの。同社の企業CMに出演中の伊調はロンドンへ持参し、金メダルへの大きな活力としたようだ。
圧倒的な強さで金メダルを獲得した伊調のコンディション作りに貢献したのが、入浴剤「きき湯ファインヒート」だ。入浴剤などを製造、販売する「バスクリン」が、五輪代表選手団に最高のパフォーマンスをしてもらうことを目的に、特別に開発した、いわば“秘密兵器”だった。
グレープフルーツの香りに、お湯の色はジンジャーイエロー。一見すると市販の入浴剤だが、決定的な違いはその発泡パワー。普通の炭酸入浴剤の3倍の発泡力で溶け出すことで、体内の血流が格段に良くなる。「血流がよくなると、それだけ体の隅々に栄養が行きわたり、当然、疲労回復にもつながります」とは同社広報で、温泉入浴指導員の資格も持つ石川泰弘さん。
通常の入浴剤は疲れた体を回復させることが目的だが、ファインヒートは、「元の状態よりさらに元気になる効果が期待できる」(石川氏)という。加えてジンジャー成分も配合しており、体のしんから温まるという。
伊調は、昨年のスポンサー契約会見時には「お風呂の入り方を教わったのは初めて。温度や時間を意識しながら入りたい」と、入浴に並々ならぬ関心を寄せていただけに、試合前のコンディション作りに一役買ったのは間違いない。
同社では、五輪に参加した全選手にファインヒートを届けており、男子トランポリンで4位入賞した伊藤正樹も愛用している。
企業CMキャラクターでもある伊調の3連覇に、バスクリン社内も大盛り上がりという。当初は「価格設定が難しい」と、発売予定はなかったが、金メダルの勢いも手伝って、発売準備を開始。9月初旬にも店頭に並ぶ予定だ。
