J2札幌38歳ベテラン砂川が引退
J2札幌が5日、MF砂川誠(38)の現役引退を発表した。今季は岐阜に期限付き移籍をし、10試合出場無得点だった。Jリーグ通算ではJ1で119試合7得点、J2で376試合34得点で、札幌を象徴する選手だった。
96年に柏でプロとしてのキャリアをスタートし、03年に札幌へ移籍。その後は札幌の中心選手として活躍したが、昨季終盤から股関節痛に苦しんでいた。今季は7月から岐阜に期限付き移籍していた。
砂川はクラブを通じ、「今シーズン限りで、プロサッカー選手を引退することになりました」と報告した。けがを踏まえて、「去年から長い間リハビリが続き、プロサッカー選手としてできることが限られてきました。なかなか頭と体のギャップを埋めることができなくなり、このままプロサッカー選手を続けていくべきではないと思い、決断をしました」とコメントした。
砂川が所属した13年間で札幌は2度J1に昇格したがいずれも1年でJ2に降格した。「僕がいる間にJ1に定着することはできませんでしたが、来年は絶対昇格してくれると思いますので、ご声援をよろしくお願いします」と仲間に夢を託した。