「Ｊ２、愛媛３－０徳島」（２３日、ニンジニアスタジアム）

　前節にＪ１昇格プレーオフ進出を決めていた愛媛が、３－０で徳島との“四国ダービー”を制し、クラブ史上最高の５位でリーグ戦を終えた。２９日のＪ１昇格プレーオフ準決勝は敵地で４位・Ｃ大阪と激突する。

　愛媛は前半２６分にＦＷ近藤貴司（２３）が先制ゴール。後半に相手選手の退場で数的優位に立つと、同２３分に右ＣＫからＤＦ林堂眞（２６）が鮮やかなヘディングで追加点を奪った。同４０分には、パスカットから右サイドを駆け上がった白井康介（２１）のクロスを、ＦＷ瀬沼優司（２５）が右足で突き刺した。

　昨季１９位のチームを就任１年目で躍進させた木山隆之監督（４３）は「今の我々ができるベストに近いサッカーができた。５位というのは選手たちが努力で勝ち取った結果」と話し、Ｊ１昇格プレーオフに向けては「セレッソは代表クラスの選手がいて、Ｊ１レベルの強いチーム。我々はチャレンジャーとしてひたむきに戦いたい」と語った。