川崎・大久保「ありえない」退場に不満

川崎-横浜M 後半、2枚目のイエローカードを受けた川崎・大久保=等々力
2枚

 「J1、川崎0-1横浜M」(24日、等々力陸上競技場)

 川崎のFW大久保嘉人(33)が後半ロスタイム5分に、この試合2度目の警告を受けて退場となった。中山雅史(JFL沼津)が持つJ1通算歴代最多ゴール記録157点まで、あと2点と迫る中での痛恨の退場劇となり、11月7日に行われる次節の浦和戦(埼玉スタジアム)は出場停止となった。本人はもちろん、川崎のチームメートも判定への不満をあらわにした。

 川崎イレブンに榎本一慶主審からなされた説明によると、横浜MFアデミウソンが大久保にファウルをした際、大久保が手を出したことが理由で、アデミウソンと大久保の両者に「反スポーツ的行為」を理由に警告が出された。大久保は前半11分にラフプレーにより警告を受けていたため、2回目の警告で退場となった。試合後、大久保は「ありえないでしょ。あれでイエローが出たら何もできない」と言い残しスタジアムを後にした。

 主審の説明を聞いた中村憲剛は「どこで手を出した?いつ出した?という話を(主審に)しました。誰もそんなの見てないし、はっきりいって意味が分からない」と納得できず。「うちが負けたことには結びつかない」と試合結果とは直接関係がない出来事だったとしつつ、「嘉人が退場したら次、試合に出られないわけで。記録もかかっているわけで。嘉人はやってない。1人の笛で選手の人生は変わる」と慎重な判定を求めた。

 ただ、もう1人の当事者、アデミウソンは「あのプレーに関しては大久保選手が手を上げてきた。それと同時に自分も足を伸ばしてしまった。やってはいけないことを2人がやってしまった」としており、先に大久保の手が自分の顔に当たったという。主審の笛がなる前に「最初に(大久保の)手が当たって、(自分の)足が残って倒れて、その後ファウルとなった」としており、この通りならば大久保が報復的に手をぶつけたことにはならない。

 また、大久保が故意に手をぶつけてきたと感じたかという質問に、アデミウソンは「見た時に後ろを振り向いたので、わざと上げたのかなと思ったので、足を伸ばしてしまったのはある。真意は彼でないと分からないです」と答えている。また、判定については「審判の判断として、2人にイエローを出すか、退場にするかだと思うんですけど、審判は2人にイエローという判断をしたと思う」と受け入れていた。

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