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ハリルホジッチ監督はドラマの熱血先生

 ハリルホジッチ劇場は、熱き青春ドラマだ。

 千葉県内で行われているサッカー日本代表海外組合宿は初日からハードなフィジカル練習が行われたが、選手と一緒に汗を流すハリルホジッチ監督の姿が、青春ドラマに出てくる熱血先生のようで、どこか懐かしさを覚えた。

 代表監督に就任以来、練習前の長いミーティングは恒例となっているようだが、初日の1日はピッチの中央に選手を集め、通訳を介して14分間も選手に熱く語りかけた。さしもの海外組も、ヘビににらまれた蛙か、はたまた、まな板の鯉か、じっと熱血先生の課外授業に耳を傾けた。

 ピッチの外周を走るランニングが始まると、熱血先生は選手と一緒に走り出した。先頭を走るMF長谷部誠やDF吉田麻也が後ろを振り返って驚きの表情を浮かべた。

 選手と一緒にランニングをする姿は、これまでの代表練習でも見られたが、この日のランニングはピッチの外を10周、距離にすればおよそ4000メートルで、いつもより長めのランニングだ。さすがに2周目から遅れはじめ、周回遅れのゴールだったが、熱血先生は表情一つ変えず完走した。夕日に光る額の汗と休みなく黙々と走る姿は、選手たちの目に焼き付いたに違いない。

 ボールを使った練習では華麗なリフティングを披露し、初招集となったFW原口元気にパスの指導をするなど、精力的に動いた。

 練習の最後に行われた筋力トレーニングでは、横一列に並んで腹筋トレや腕立て伏せをする選手の側で、ハイピッチの腹筋トレや腕立て伏せを敢行、選手にプレッシャーをかけまくった。

 選手にハードなフィジカル練習を課す一方で、自らもストイックに体をいじめ、汗を流す。体を張って選手とコミニュケーションを図り、信頼関係を築く。まさに青春ドラマの王道ストーリーである。

 監督の熱き思いと汗を見せられたら、選手は頑張るしかないだろう。初陣となる国際親善試合のイラク戦(6月11日)に臨む日本代表。ハリルホジッチ劇場の、熱き青春ドラマに期待しよう。(写真と文=デイリースポーツ・開出 牧)

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