10度目防衛目指す山中、挑発に応戦

 調印式で必勝を誓う山中(左)とソリス=ホテル日航プリンセス京都
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 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(4日、島津アリーナ京都)

 ダブル世界戦の調印式が2日、京都市内のホテルで開催され、10度目の防衛を目指す王者の山中慎介(33)=帝拳=がKO防衛を誓った。

 ボクシングを始めた南京都高(現・京都廣学館高)のある思い出の地・京都で初めて試合を行う山中。挑戦者で同級3位のリボリオ・ソリス(33)=ベネズエラ=が来日時から「山中は“ガラスのあご”の持ち主」と打たれもろさを強調して挑発してくることについて、「防衛戦ではダウンした思い出はないんですけど…。まあ、自分のあごが“ガラスのあご”というのなら、果たしてソリスはそのガラスを割る実力があるのかな?当日“ガラス”になるのはソリス。覚悟しておいてください」と痛烈に返した。これまで日本で河野公平(ワタナベ)、亀田大毅(亀田)に連勝しており、“日本人キラー”として名をはせているソリスを沈めて2桁防衛を達成することを約束した。

 元WBA世界スーパーフライ級王者のソリスは今回2階級制覇を狙う。「好戦的な戦いを見せたいが、それはヤマナカの出方次第。第三次世界大戦のような激しい戦いになるかもしれない。日本にベルトを獲りにきたんだ!」と激しく言い放った。

 出場全選手は3日に公式計量に臨む。

 【オフィシャル】▽レフェリー=イアン・ジョン・ルイス(英国)

 ▽ジャッジ=キャシー・レナード(米国)、ゲイリー・リッター(米国)、フアンカルロス・ペラョ(メキシコ)

 ▽立会人=デュアン・フォード(米国)

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