山中慎介「前傾すれば、ドンピシャ!」

WBC世界バンタム級タイトルマッチにむけ予備検診をうけた山中慎介。右はリボリオ・ソリス=東京・飯田橋のホテルグランドパレス(撮影・堀内翔)
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 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(4日、島津アリーナ京都)

 ダブル世界戦の予備検診が1日、都内のホテルで行われ出場4選手ともに異常はなかった。

 バンタム級で10度目の防衛戦に臨む山中慎介(帝拳)は、挑戦者で同級3位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)を身長で7・5センチ上回る170・5センチだった。「思っていたより低くはなかった。前傾すれば、ドンピシャ!のサイズ。KOしてみせます」と、勝利のイメージを描いていた。

 一方のソリスは「もう少しガッチリしていると思っていたが、随分細かった。あれなら私のパワーのポテンシャルが生きる」と自信満々。身長差についても「まったく問題ない」と一蹴した。

 減量失敗で失格の過去を持ち、その点を心配していた山中は「しっかり動いているという情報もあるし、しっかりコンディションをつくってきていると思う」と印象を語った。体重が注目されるソリスは「残念なのは、予備検診の場に体重計がなかったことだ」と、置かれている状況を皮肉った。

 ライトフライ級では初防衛戦を迎える木村悠(帝拳)の胸囲が前回を2センチ上回り「沖縄キャンプなどで、いいトレーニングをしている成果だと思います」と話した。挑戦者で同級5位のガニガン・ロペス(メキシコ)は、初対面の木村について「何も感じなかった。試合の日を待つだけだ」と多くを語らなかった。

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