全日本、金丸義信がファン感最後に退団

 全日本プロレスは20日、元世界ジュニア王者の金丸義信(39)が12月15日・後楽園ホール大会「ファン感謝デー」をもって退団することを発表した。以降はフリーとして活動する。主力の離脱は潮崎豪、曙、鈴木鼓太郎に続く4人目。

 金丸は「このたび、平成27年12月15日の試合をもちまして全日本プロレスを退団することになりました。今回退団することを決めるに辺り、色々と考えました。これからの残りのレスラー生活、そして家族の事を考えた時に今の自分の状況を考えて、このままで良いのかと思い決断致しました。これからはフリーとしてどこの団体に上がるかわかりませんが、戦いの場を広げて行きたいと思います。全日本プロレスのファンの皆さま今まで応援していただき本当にありがとうございました」とコメントを寄せた。

 秋山準社長は16日に行われた鈴木の退団発表時、「このような状況を招いたのはすべて僕の責任。居心地が悪いというか、彼らにとってはそうだと思う。でも、まだ一緒に頑張ってくれるという選手もいる。前を向いて行くしかない」と厳しい表情でコメントし「離脱者は打ち止め?」の質問に、「であって欲しい」と返していた。

 金丸は96年に全日本でデビュー後、ノア旗揚げに参加。12年いっぱいでノアを離脱し、全日本に主戦場を移した後、13年7月から所属選手となっていた。

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