スターダムにまた激震 愛星ゆうな退団
女子プロレス団体スターダムの愛星(まなせ)ゆうな(27)が8日、新木場1stRINGで行われた大会で退団を発表した。同団体は2・22後楽園ホール大会で世IV虎(よしこ)対安川悪斗の間で“けんかマッチ”騒動が起こったばかりで、騒動後初の大会だった。
愛星は昨年3月に左鎖骨を骨折し、長期欠場。今年2月に復帰し3試合に出場したが、右肩の脱臼や右肘を痛めていた。この日、体調不良で欠場した愛星は、セミファイナル終了後にリングに上がり、ファンの前で退団を発表した。
「体が痛くて、ついていけなかった。スターダムは気持ちだけで上がれるリングではなく、こんな時だからこそ、こんな気持ちじゃ立てない。スターダムのみんなが大好きだから、これからも学んだことを大切にしながら生きていきます。スターダムをこれからもよろしくお願いします」。
“けんかマッチ”騒動で揺れる団体にとっては泣きっ面に蜂となったが、愛星は騒動とは関係のない円満退団であることを強調した。
「世IV虎さんはとても優しい先輩だし、悪斗さんも入団してからずっと見ていただいた。2人がどうこうで辞めるというのは一切ないし、体が強ければ辞めなかった」。
引退は明言していないものの、今後リングに上がる予定はないという。「またスターダムに来ていいなら来たい」。再スタートを切った団体を見守っていくことを誓った。