石田 ヘビー級仕様の体重92キロに
「ヘビー級ノンタイトル8回戦」(30日、後楽園ホール)
ミドル級から一気に4階級を上げ、日本ヘビー級王者・藤本京太郎(角海老宝石)に挑む元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田順裕(グリーンツダ)が19日、JBC(日本ボクシングコミッション)から義務づけられた予備検診を大阪市内のJBC関西事務局で行った。
体重は92キロと、ヘビー級の90・719キロをパス。健康面を懸念していたJBC側の最終チェックをクリアした。
石田は米ロサンゼルスで約1カ月のスパーリング合宿を終え、18日に帰国。渡米前に88キロだった体重は4キロ増え、完全にヘビー仕様の肉体に仕上がった。
「押し負けなくなった。世界(の重量級)クラスと思った以上にできた。やってるうちに慣れた」。現地ではWBA世界クルーザー級王者のデニス・レベデフ(ロシア)と2度のスパーリングを行うなど、手応えは十分。「技術でも打ち合ってもいける」と、藤本との真っ向勝負を宣言した。