イチロー12戦ぶり先発で今季初猛打賞

イチローの殿堂入りを断言した元巨人・クロマティ氏(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ-ナショナルズ」(21日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がナショナルズ戦に「1番・左翼」で出場し、今季初の1試合3安打を記録した。メジャー通算2953安打とし、今季中の通算3000安打到達ペースに乗せた。

 正左翼手のイエリチが背中の違和感で試合前練習を回避。開始2時間前にラインアップが変更され、イチローが8日のフィリーズ戦以来、12試合ぶりに先発出場することが決まった。

 相手先発のロスとの過去の対戦成績は2打数1安打。4月20日の対決では三ゴロ併殺に仕留められている右腕に対し、初回の打席はフルカウントから9球目、156キロ(球場表示)の速球を鋭く振り抜き、中前へ運んだ。

 三回の打席は2死走者なしの場面でカウント2-1からの4球目、外角の150キロ速球を左方向へライナーで弾き返す。三塁手が差し出したグラブをかすめて左翼へ抜けた。

 1点を追う五回1死走者なしの打席は、ワンストライクからの2球目、132キロスライダーをライナーで左中間へ。左翼手がスライディングで捕球を試みたが、打球はグラブからこぼれた。

 イチローの猛打賞は昨年9月12日の同カード以来。シーズン42試合で18安打とし、残り120試合をこのペースで打ち続けると年間69・4安打となり、メジャー通算3千本安打を突破する。

 日米通算では4231安打とし、P・ローズのもつメジャー通算最多安打記録まであと25本とした。

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