ホワイトソックス、珍三重殺!

 大リーグ、ホワイトソックスが22日(日本時間23日)のレンジャーズ戦で記録したメジャー今季初のトリプルプレーが話題になっている。

 偉業は5-0の七回無死満塁の場面。レンジャーズの6番モアランドが放ったライナー性の飛球を右翼手のイートンが捕球し、まず1アウト。一走・デズモンドの動きを見て一塁へ送球するとタイミングはセーフだったが、勢い余ってオーバーランしたため、2つ目のアウトを取った。

 一塁手のアブレイユはすぐに本塁へ送球し、捕手のナバーロは二塁を回ろうとした二走・ベルトレーを見て遊撃手サラディーノに送球した。頭脳的プレーを見せたのはサラディーノだ。ベルトレーを二、三塁間に釘付けにしながら、飛び出した三走・フィルダーに一気に詰め寄り、捕手へ返球。ナバーロが走者との距離をさらに縮め、冷静に三塁手のフレイジャーに送球すると、フィルダーは観念したかのように立ち止まり、三重殺が完成した。

 その瞬間、選手も観客も狂喜乱舞。本拠地USセルラーフィールドはお祭り騒ぎとなった。

 米スポーツ専門局、ESPN(電子版)によると、右-一-捕-遊-捕-三のトリプルプレーはメジャー史上初。ホワイトソックスは06年9月18日のタイガース戦以来、10年ぶり。レンジャーズが三重殺を喫したのは91年6月1日のマリナーズ戦以来、25年ぶりだという。

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