「ブレーブス９－８マーリンズ」（６日、アトランタ）

　マーリンズのイチロー外野手（４１）は「６番・右翼」で出場し、３打数２安打２四球、１得点。先発出場では６試合ぶりにマルチ安打を記録。５試合連続安打で打率を・２４９とした。

　初対戦の２２歳右腕、ウィスラーに対し、一回２死二塁の打席は二ゴロ。１ボール２ストライクから４球目、１３４キロの低めスライダーを二塁手右へ鋭く弾き返したが、相手二塁手が巧みにさばいた。１点を追う三回２死一塁の場面は１ボールからの２球目、１５０キロの外角低め速球を打って出ると、大きく弾んだ打球が投手の頭上を越えて二遊間を抜けた。

　同点の五回１死一塁の打席は四球。３点を追う八回は先頭で３番手左腕のマッキラハンから四球。後続の適時打で生還し、先発では４戦連続で得点をマークした。１点を追う九回１死走者なしの打席は左前打。最速９９マイル（約１５９キロ）を誇る右腕ビスカイーノに対し、１ボール２ストライクからの４球目、１３８キロの外角低めスライダーにバットを合わせて左前へ運んだ。

　試合は、マーリンズが３点ビハインドの八回に同点に追いついたが、その直後に４番手のモリスが勝ち越し打を許して４連敗。借金はシーズン最多の２３となった。