イチロー、出番なしも前向き
マーリンズのイチロー外野手(41)は28日(日本時間29日)、アストロズとのオープン戦でスタメンを外れ、代打要員として待機したが、出場機会はなかった。試合は1-1で引き分けた。
18日のナショナルズ戦、24日のレッドソックス戦に続き、今オープン戦3度目となったベンチスタート。首脳陣からイチローに声が掛かったのは五回だ。
先頭で打席に立つ予定だった先発投手のレイトスの代打として準備。ヘルメットをかぶり、右肘に防具をつけてベンチ内で臨戦態勢を整えた。ところが、同投手の五回終了時の投球数は72。予定されていた80球に達していなかったため、続投が決まり、代打は見送られた。
この日は七回と九回に代打が使われたが、いずれも相手投手が左だったため、右打ちのベイカーとジョンソンが打席に立った。左打ちのイチローの対左腕打率は・330。レドモンド監督はベテランの左キラーぶりを認めながらも、左投手の場合は「イチローを代打で使うことはないだろう」と話しており、この日も采配にブレはなかった。
開幕まであと9日。出場機会には恵まれなかったイチローは、公式戦さながらの起用法に「気持ちの準備はゲームっぽいですからね。それは考えようじゃないですか」と話した。