鳥谷の代理人に超敏腕ボラス氏決定!

 阪神から海外フリーエージェント(FA)権を行使した鳥谷敬内野手(33)が、米球界で“スーパーエージェント”と呼ばれているスコット・ボラス氏と代理人契約を結んだことが12日(日本時間13日)、分かった。関係者が「ボラスがトリタニの代理人に決まった」と明言したもの。

 鳥谷は代理人選定などを目的に今月上旬に渡米。11日(同10日)には海外FA権の行使を宣言したばかりだ。

 「TORITANI」の名前はメジャー球界に広まりつつあり、現在、アリゾナ州フェニックスで開催中のGM会議では、アストロズのルノーGMが「とても興味がある」と明言。今オフ最大の補強ポイントである「三遊間」の獲得選手リストに鳥谷の名前があることも明かした。

 アストロズ以外にもブルージェイズやナショナルズ、レッドソックスなど、内野の戦力アップを図ろうとしている球団は複数ある。

 ボラス氏は今オフ最大の目玉選手でもあるシャーザー投手をクライアントにもつほか、昨オフはエルズベリー外野手(ヤンキース)や秋(レンジャーズ)らの超大型契約をとりまとめている。また、過去には松坂らの代理人を務めており、日本選手についても熟知している。マネーゲームを得意とする超敏腕代理人を選定したことで鳥谷の争奪戦に発展する可能性が出てきた。

 この日、GM会議の会場に姿を見せたボラス氏は「トリは日本ではカル・リプケンのような選手です」と、メジャーの連続出場記録をもつレジェンドを引き合いに出し、鉄人ぶりをアピール。鳥谷とはオフィスのあるロサンゼルス郊外で話し合いをしたことを明かしながら「攻守ともにメジャーで通用する力がある」と語った。

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