【阪神牝馬S】ルメールとコンビで始動

 「阪神牝馬S・G2」(9日、阪神)

 ヴィクトリアマイル(5月15日・東京)の前哨戦。今年から距離が芝1400メートルから芝1600メートルに変更された。同じ距離になったことで、これまで以上に本番への関連性が高くなりそうだ。

 昨年のオークス、秋華賞を制した2冠牝馬ミッキークイーンが、ルメールとの新コンビで始動する。前走のジャパンCは8着とはいえ、一線級の古馬相手に、0秒3差。今回は一気の距離短縮となるが、マイル戦でも未勝利V、デイリー杯クイーンC2着の内容から守備範囲。あくまでも目標は先だが、G2のメンバーなら好勝負は必至だ。

 これまでの差しスタイルから一転、東京新聞杯を逃げ切ったスマートレイアー。ハナを奪うと、最後までスピードは衰えることなく、牡馬の追撃を完封。脚質に自在性を備え、今回は5勝を挙げる阪神へと舞台が移る。悲願のG1初制覇を目指すためにも勝って本番に臨みたいところだ。

 京都金杯で牡馬を蹴散らしたウインプリメーラ。前走の京都牝馬Sも距離短縮に難なく対応し0秒2差の3着。良績は京都に集中しているが、ここでも好走するようならもう本物。成長した走りを披露する。

 他にも、現役続行を決めた昨年のヴィクトリアマイル&スプリンターズSの覇者ストレイトガール、うずしおSを勝って再び重賞に挑むアンドリエッテ、連覇を狙うカフェブリリアントも圏内だ。

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