【ボート】中国チャンプは谷村一哉

 「中国地区選手権・G1」(16日、宮島)

 12Rで優勝戦が行われ、5コースからまくり差した谷村一哉(37)=山口・82期・A1=が快勝。中国地区選初優勝を飾り、前節の徳山周年に続くG1連覇を達成した。賞金450万円と「SG・ボートレースクラシック」(3月16~21日・平和島)出場権をゲットした。2、3着は原田篤志(山口)、山崎裕司(広島)が入り、3連単は3万円台の好配当だった。女子で唯一、優勝戦に進出した佐々木裕美(山口)は4着、1号艇で人気を背負った辻栄蔵(広島)は5着に敗れ、準優3着ながら繰り上がって優勝戦に進出した前本泰和(広島)は1周1Mで転覆(選手責任外)した。

 谷村は前節の徳山周年で待望のG1初優勝。勢いそのままに、宮島の優勝戦でも暴れ回った。

 S展示は1462・35だったが、本番は16・3452の進入。「5コースが取れたのが大きかった。それに整備してから感触は上向きで、原田選手とも伸びで遜色がなかった。あれでやる気ががぜん増した」と谷村は自信回復。3カドから仕掛けた原田にイン辻が1Mで抵抗すると、空いた内をまくり差して突き抜けた。「自分でも完璧なターン。気持ち良かった」と会心のレースに満面の笑みを浮かべた。

 この優勝でSG・クラシック(平和島)出場権をゲット。「クラシックは初めて出るのでうれしい。しっかり減量して一戦、一戦粘り強く走りたいです」と好走を約束した。

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