“イエスタカス騒動”馬が新馬戦V

5R、メイクデビュー東京を制したダッシングブレイズ=東京競馬場(撮影・三好信也)
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 「新馬戦」(8日、東京)

 8日の東京5R新馬戦は、“イエスタカス”騒動で注目を集めた1番人気の米国産馬ダッシングブレイズ(牡2歳、栗東・吉村圭司)が直線で楽に抜け出して快勝。鮮やかにデビュー勝ちを決めた。

 ダッシングブレイズは、高須クリニックの院長・高須克弥院長が“イエスタカス”と命名しようとしていた、あの騒動の馬だった。

 古くからの友人に共同馬主になる話を持ちかけられた高須院長は“命名権をくれるなら”という条件で半額の2500万円を出資。“イエスタカス”“イエスイエスタカス”“イエスラタカスイエス”の3つの候補を出したが、「JRAの審査に通らなかった」とその友人から聞き、ツイッターでJRAも対し、激怒した。

 しかし、実際は申請すらされておらず、それを知った院長は再度ツイッターで怒りをあらわにするとともに、大学時代からの付き合いだったという友人にクレームをつけ、2500万円も既に返金されたという。

 なにはともあれ、ダッシングブレイズと命名された同馬は1番人気に応えて新馬戦を快勝した。「とにかく乗りやすい馬で、ムチも入れていない」と騎乗したブドー騎手が絶賛したように将来性は十分。純粋に競走馬としても今後注目を集めていくことになりそうだ。

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