高良健吾、水不足の場所を独自リサーチ

 熊本市出身の映画監督・行定勲氏(47)が19日、東京・日本外国特派員協会で、アジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」(6月2日~26日)の記者会見に出席した。滞在していた熊本からこの日の朝に東京に戻ってきた監督は、当地では俳優で同じく熊本出身の高良健吾と給水活動で被災地を巡っており、高良が独自に水が必要な場所をリサーチした上で行動していたと振り返った。

 熊本県菊池市、山鹿市で行われている「菊池映画祭」で行定氏はディレクターを務めている。俳優として協力してくれている高良とは親密な間柄で、地震が発生してからほどなく「とにかく入ります」と熊本行きを告げられたという。

 行定氏によると、高良は「恩師の方と連絡をとって、どこが足りないのかというルートを見つけていた」という。その後、少しでも渋滞の原因とならないように陸路で夜中のうちに当地に入り、行定氏と被災地をまわった。

 行定氏や高良は「無駄足になってもいいから」という思いを持ちながら足を運んだというが、現実はその逆。水が足りているような場所はなかった。「今も高良君はどこかで水を運んでいると思う」とした行定監督は「今日、(現地のスタッフに)連絡したら出ていないという状態で。それがきついですね。かなり疲弊している状態で」という現実を訴えていた。

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