メキシコ育ち杉山「麻薬、皆やってる」

映画「ボーダーライン」イベントに登場した杉山セリナ=都内
映画「ボーダーライン」公開直前トークイベントに登場した(左から)デーブ・スペクターと杉山セリナ=都内
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 放送プロデューサーのデーブ・スペクターと、キャスターでタレントの杉山セリナ(18)が4日、都内で行われた映画「ボーダーライン」(9日公開)公開直前トークイベントに登場。杉山はメキシコで過ごした幼少期の恐怖体験を赤裸々に語った。

 今回の映画は、米国とメキシコの国境で繰り広げられる麻薬戦争の「今」を、臨場感たっぷりに伝えるサスペンスアクション映画。杉山はメキシコ人の父と、日本人の母を持つハーフで、幼少期をメキシコで過ごしているが「(麻薬の取引などで)夕食時に銃声が聞こえることもあり、そういうときは誘拐などの可能性もあるので必ず家の電気を消していた」という。

 また、友人の父親が警察官でありながらマフィアともつながっていたりするなど「常に周りはマフィアに囲まれているような状態」だったという。劇中には街に死体がぶら下がっている場面もあったが、「そういうのはありましたよ。しょっちゅう新聞に載ってました」と語った。

 だからこそ、覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者の一連のマスコミ報道を見て「びっくりした。メキシコでは変な話ですが、大学生のコンパなどでもお酒の代わりに麻薬、というときもあるぐらい皆がやっていることなので」とコメント。杉山によると、メキシコでは薬物教育というものが浸透していないといい、「教わっていないから危険なものだとわからない。なのでやってしまう」という状態だという。

 それを聞いていたデーブも、杉山のあまりにリアルな“ボーダーライン”ぎりぎりの話に「ここまで知っていると、なんか怖いね」と、驚いていた。

 杉山はフジテレビ系「ワイドナショー」に現役高校生として出演し、注目を集めた。4月から上智大学に進学し、タレントと学生生活の両立を目指す。

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