俳優の武田真治（４２）、小池徹平（２９）、溝端淳平（２６）らを輩出した男性スターの登竜門「第２８回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が２３日、都内で行われ、応募総数１万３９４８人の中から北海道出身の大学１年・飯島寛騎さん（１９）がグランプリに輝いた。

　自身の名前が呼ばれた瞬間、飯島さんは驚きの表情を隠せなかった。「（グランプリを）取れると思ってなかったので、後ろで萎（な）えてました。何も言えないです」と正直な思いを口にした。

　この日のパフォーマンスでは、小学校の行事でやっていたというエイサーとボイスパーカッションを披露。魅力的な低音ボイスで「愛の告白」の審査にも挑んだ。

　飯島さんは北海道出身で、現在は道内の大学に通っている生粋の道産子だ。北海道出身のグランプリ受賞者は第２回の武田以来２人目だが、「恐れ多いです」と恐縮しきり。目標には「山本さん」とゲスト審査員を務めた第１８回大会の準グランプリである山本裕典（２７）の名前を挙げる満点回答だったが、「（履歴書がわりの）パンフレットとかには俺の名前一切入ってなかったじゃねーか！」と突っ込まれていた。

　今後は「面白くてマルチな俳優」を目指し、活動していくという。

　山本からは「（最終選考に残ったメンバーを）仕事では良きライバルとして切磋琢磨（せっさたくま）して、同期のジュノンボーイには負けないぞってやっていけばいいと思う」と経験をふまえた熱いアドバイスを受けた。「芸能界は厳しいと思いますが、自分なりに頑張ろうかなと思います」。“道産子魂”を持ち、マイペースに芸能活動を歩んでいく。