ＳＭＡＰ・木村拓哉（４２）と女優・松たか子（３８）が８日、大阪市内で、公開中の映画「ＨＥＲＯ」の舞台あいさつを行った。同映画で８年ぶりに「ＨＥＲＯ」シリーズに復帰した“初代相棒”の松が、今作のイベントに登場したのは初めてで、ファンの前で木村と初代「ＨＥＲＯ」コンビを再結成。木村はシリーズ誕生から１４年たっても結論が出ない２人の恋愛問題を早期解決するよう、鈴木雅之監督（５６）を爆笑追及した。

　木村と松が舞台で一緒にあいさつしたのは２００７年の前作映画版「ＨＥＲＯ」の公開初日以来、８年ぶり。

　大歓声に迎えられた木村は、松を「初代相棒です」と紹介し「相棒って、テレビ朝日みたいですね」と笑いを誘った。松も「初代…何かうれしいですね」と笑顔で応じた。

　松は０１年放送のドラマや０７年の映画版で木村扮（ふん）する検察官・久利生公平とコンビを組む事務官・雨宮舞子を好演。昨年復活したドラマ版のシーズン２には登場しなかったが、今作で大阪地検の検察官となって再登場した。

　木村は昨秋に行った撮影を「松さん演じる雨宮に『久利生さん』って言われ、これ、これ、これ！ってなった。一番しっくりくるキャストですね」と振り返った。松も「久利生さんを見ると勝手に体が動き、手が出ました」とほほ笑んだ。

　ただ木村は、久利生と雨宮の関係について「事件が解決しても、また２人の関係が全く解決しない。どうなってんすか！」と、同席した鈴木監督を追及。「前作でキスして終わったし、撮影前に監督に聞いたら『まあ、まあ…』とはぐらかしで。またノータッチですか！と言ったんですよ」と暴露した。

　「企業秘密」と舌を出す鈴木監督に「ムカつくわ～」と抗議。木村は方々で続編の有無を聞かれることを明かし「僕に聞かれても困る」と苦笑いしながら「解決するものを皆さんにお渡ししたい。皆さんが（続編を）待ってくれる気持ち次第です」と呼びかけ、拍手を浴びていた。