ＮＨＫは２２日、都内で放送総局長の定例会見を開き、「夏の紅白歌合戦」と称される大型音楽番組「第４７回　思い出のメロディー」（総合など、８月８日、後７・３０）の企画、出演者を発表。１９７１年にヒット曲「ナオミの夢」で話題となったイスラエルの男女２人組ユニット「ヘドバとダビデ」のヘドバ（７１）が、居住地のアメリカから駆けつけ、歌手・山内惠介（３２）と一夜限りのユニット「ヘドバと惠介」を結成。この「ナオミの夢」を歌唱する。

　初来日から今年が４５年。すでに相方のダビデは死去しているため、今回は若手演歌歌手の中でも勢いや人気があるとして、山内に白羽の矢が立った。

　ヘドバは「初めて日本を訪れてから今年で４５年がたちます。『ナオミの夢』はイスラエルと日本でヒットし、その後何年もの間、日本国内で音楽活動をしました。私は日本という国、人々、文化が大好きになりました。今回、ＮＨＫで再び歌声をお届けできることが、大変光栄です。日本の皆さんと私の音楽に対する愛を分かち合えることができれば、と願ってます。ドウモアリガトウ」と、本番に向けたコメントを寄せた。

　また、相手を務める山内も「『ナオミの夢』をご本人さんのヘドバさんとデュエットさせていただけるなんて、夢のようです。思いっきりハモって一夜限りのナオミの夢をお届けします」と決意のほどと明かした。

　ほかに田原俊彦（５４）が１０年ぶりに「思い出のメロディー」に出演。ヒットメドレーを披露するほか、戦後７０年のテーマにちなみ、多くのリクエストが寄せられた「岸壁の母」を、２０１１年に芸能活動に終止符を打った歌手で浪曲家の二葉百合子（８４）が特別出演して披露する。

　番組は総合司会・北島三郎（７８）、司会を女優・松坂慶子（６３）、阿部渉アナウンサー（４７）が務めるが、松坂も豪華な演出で代表曲「愛の水中花」を披露する。