「会いたい」曲名改変訴訟が終結

 歌手・沢田知可子のヒット曲「会いたい」の曲名や歌詞を無断改変した曲が入ったアルバムを発売され、精神的苦痛を受けたとして、作詞した沢ちひろ氏が発売元のヤマハミュージックアンドビジュアルズなどに200万円の損害賠償を求めていた訴訟で、原告の沢氏側が訴えを取り下げ、訴訟が終結したことが10日、分かった。大阪地裁によると訴訟取り下げは9日付。

 この訴訟は今年1月に第1回口頭弁論が開かれ、以降、双方代理人が出席し3回の弁論準備(非公開)が行われていた。訴訟記録によると、6月30日に原告側から「都合により訴えの全てを取り下げる」とした書面が同地裁に提出され、被告側も取り下げに同意する書面を提出し、9日付で受理された。

 これまで原告の沢氏側は、「ヤマハ-」社が昨年7月に発売した新アルバムで、楽曲「会いたい」の曲名を「会いたいwith INSPi」と改変し、歌詞に「I'm in love with you」と聞き取れる一節が挿入されたとして、「ヤマハ-」社と、沢田の夫で所属事務所代表の音楽プロデューサー・小野澤篤氏に賠償を求めて提訴した。

 一方で被告側は、曲名は一緒に歌唱した6人組グループ名を付したもので曲名改変ではなく、挿入部分は歌詞カードには記載されておらず「歌番組の司会のナレーションのようなもの」との旨の反論を行っていた。

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