橋下氏 「2万%出ない」の理由明かす

 大阪市を廃止し、5つの特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が17日投開票され、否決された。大阪維新の会代表の橋下徹市長は否決となった場合は政界を引退することを明言してきた。会見場に登場した橋下氏は引退については「政治家はやりません」と表明。今後についても「ない」と断言。また、大阪府知事選で「2万%でない」と言いながらうそをついたことに「あの時は仕方なかった」と釈明した。

 橋下氏は会見で「これだけ多くの税金を投入してやってきた。納税者の皆さんには失礼ないい方になるかも分かりませんが、政治家冥利に尽きる活動をしてきた。おわびというか感謝の気持ちも持ちながら、本当にありがとうございましたということを言いたい」と納税者、支持者に感謝の言葉を述べた。

 任期満了で退くという気持ちについて問われると、「市長任期まではやりますけど、それ以降はやりません。前から言ってたので」と引退を明言。

 政治活動は一切やらないのか?との質問には「弁護士はやりますから。維新の会が法律顧問として雇って下さるなら」と顧問として関わる可能性を述べた。

 笑顔を浮かべている理由について橋下氏は「7年半。やれることはやってきた。38歳でやってきて無理していたこともある」と振り返り、「元もと、自分のことに生きてきた人間が、ちょっと公の仕事で恩返ししようと政治の世界に入りましたけれど、悔いのない7年半。思う存分やらさせてもらった。納税者の皆さんには申し訳ないですが、大変幸せな7年半だったと思います」と、さっぱりとした表情で語った。

 府知事選で「2万%出ない」とテレビ番組で発言しつつ、出馬したことに触れ、「あの時はテレビ番組の収録を終えていて『出ない』と言わざるをえなかった。今は制約もなく、うそをつく必要はない」と、うそをついた理由も明かした。

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