シーナさん通夜 内田裕也らがお別れ

シーナさんとの思い出を語る海援隊=東京都世田谷区の森巌寺(撮影・西岡正)
 本を手に内田裕也(右)に語りかける鮎川誠=東京都世田谷区の森巌寺
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 今月14日に子宮頸がんのために61歳で死去したロックバンド、シーナ&ロケッツのシーナ(本名・鮎川悦子)さんの通夜・葬儀が18日、東京・世田谷区の森巌寺開山堂でとり行われた。日本の女性ロックボーカリストのパイオニアだったシーナさんを偲び、内田裕也、石橋凌、Char、浅井健一、甲本ヒロト、ダイアモンド☆ユカイら、日本のロック界を代表する面々がお別れに駆けつけた。

 喪主を務めた夫でギタリストの鮎川誠(66)が「オッケー!カモン!」とライブでシーナさんを呼び込むかけ声で焼香が始まり、式中はライブ音源がBGMで流れる“ロック葬”。祭壇にはシナロケのアルバムや愛用のマイク、トレードマークの黒い革ジャンも飾られた。

 シーナさんと鮎川と同じ福岡県出身で、ロックバンドARBのボーカルであり俳優の石橋は、鮎川とシーナさんの夫婦像を「ジョン・レノンとオノ・ヨーコみたいに映っていた」と表現。昨年、都内で行われたライブイベントにはともに出演したが「すれ違いで会えなかった。(訃報を聞いて)ビックリした」。『めんたいロック』と呼ばれる博多の音楽シーンを盛り上げた先輩、シーナさんについて「女性のロックボーカリストとして一時代を築いた」と敬意を表した。

 同じく福岡出身で、アマチュア時代から交流があった武田鉄矢は「マコちゃん(鮎川)には『ガクッとこんで(こないで)、せないかんよ』と伝えたら背中を震わせて泣くんだよね」と最愛の妻でパートナーだったシーナさんを失い、悲しみに暮れる鮎川の胸中を思いやった。

 シーナさんとも鮎川とも35年以上の付き合いだった内田は、鮎川と対面すると、しっかりと抱きしめた。そして「ティナ・ターナーやレディ・ガガにも負けない存在だった」とシーナさんを称え、「次々とロックの盟友が亡くなっていく。残念です」と肩を落とした。

 この日はほかに中村獅童、松田美由紀、白竜、南部虎弾、崔洋一、Zeebra、ウルフルケイスケ、ブラザー・コーンら友人や多くのファンがお別れに訪れた。

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