たけし 「大手配給持ち回り」指摘に反論

北野武監督が日本アカデミー賞を批判した内容に対して間違いであると説明する岡田裕介日本アカデミー賞協会会長
昨年2冠達成した真木よう子(右)が司会を担当することが決まるも「できればやりたくなかった」と本音を漏らし、同じく司会を務める西田敏行(左)と岡田裕介会長は苦笑い
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 「第38回 日本アカデミー賞」の優秀賞発表が14日、都内で行われた。日本アカデミー協会の岡田裕介会長(東映グループ会長)は、昨秋に北野武監督が同賞の最優秀作品賞が大手配給会社の持ち回りだと指摘した件に対し、「持ち回りなどないと、はっきり言います。一番クリーンな賞だと思っている」と異例の反論を行った。

 岡田氏は、会長としてあいさつに立った際に、北野発言に触れ「持ち回りなどということは全くありません。厳正にやっております」と切り出し、審査方法について「会員の投票ですし、東宝、東映、松竹の占める割合(会員数)も数パーセント」と説明した。

 同賞を巡っては昨年に北野武監督が東京国際映画祭のイベントに出席した際に、日本アカデミー賞の最優秀作品賞に関して「東宝、東映、松竹…たまに日活。全部、持ち回りなんだよ。こんなばかなことはない」と疑義を呈していた。

 岡田会長は公平な審査が行われていることを強調し「一番、クリーンな賞だと、我々は思っている」と語気を強めた。

 なお、最優秀作品賞は、2月27日に、この日発表された優秀作品賞5作の中から選ばれる。

 優秀賞5作は「永遠の0」(東宝)、「紙の月」(松竹)、「小さいおうち」(松竹)、「蜩ノ記」(東宝)、「ふしぎな岬の物語」(東映)だった。

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