橋下氏 MBSアナに繰り返しかみつく

 維新の党共同代表の橋下徹大阪市長(45)は衆院選投開票が行われた14日夜、大阪市内の党開票センターで会見。一部で「意味がなかった」と論じられる今年3月の大阪市長選について自身の見解をあらためて主張した。

 出直し市長選となった同選挙の投票率は前回60・92%を大きく下回る23・59%と過去最低を更新。橋下氏は「『低投票率で意味がない選挙』と翌日一斉に1面で騒いだ。今回の衆議院選挙が低投票率だった場合は『意味がない選挙だった』と、これもメディアは論じるようにお願いします」と要請した。

 直後にMBS・山中真アナウンサー(38)が前日13日に大阪・難波など各地で“敗北宣言”した真意を質問。橋下氏は即答せず、「低投票率だったら選挙はやっぱり意味がないか?そのことをまず答えてから僕もお答えします」とかみついた。

 戸惑いながら、山中アナが「意味があると思います」と答えると、「じゃあ、僕の出直し市長選挙は意味がある選挙だったんですか?」と念を押した。山中アナが「個人的には意味があったと思っています」と繰り返すと、橋下氏は「MBSさんも情報番組で『意味がない』と言い募っていました。今になってから『意味がある』というのもおかしな話」と不満を口にした。

 ようやく“敗北宣言”に関する山中アナの質問に回答したが、最後にもう一度、「出直し市長選挙は意味があるんですね?」と確認。山中アナが「私は個人的にそう思っています」と答えると「じゃあ、それを言い続けてください」と締めた。

 山中アナと橋下氏のやり取りが終わった直後、画面はMBSが生放送していた選挙特番「ちちんぷいぷい×VOICE 乱!総選挙2014」のスタジオに切り替わった。進行役の西靖アナ(43)は明らかに不服そうな顔で「僕らは投票率がどうこうということではなく『法定協議会のメンバーを入れ替えるということを市長選で問うというのは筋が違いませんか』と言ってたんです」と説明。「『低投票率だから意味がない』と言っているんじゃない。それは違います」と橋下氏の認識のズレを指摘した。

 西アナが「山中君が質問するはずが、随分…」と言ったところで、スタジオのコメンテーターが「でも、おいしいボールを投げてもらえたのでは」とフォロー。「そうですけど、ちょっと僕は納得いかないなあ」と、西アナは最後まで不満をあらわにしていた。

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