ダウンタウンの松本人志が１１日深夜に放送されたＡＢＣのバラエティー番組「松本家の休日」に出演。新幹線車内のトイレで財布を忘れたところ、拾ってくれた男性が車掌に届けて事なきを得たが十分なお礼ができなかったため、「なんとかならないか」とこの男性を捜していることを明かした。

　松本は番組で、宮迫博之や、たむらけんじらとトークを展開していたところ、「はげたオッサン」がテーマに。そこで松本が「あ、それで思い出した」として新幹線で起こったことを語り始めた。

　同番組の収録のために大阪に向かっていた車中のことで、新幹線に乗車して、もうすぐ名古屋に着くというときに車内アナウンスで「松本人志様　至急、車掌室までお越し下さい」と呼ばれたという。

　松本は「すっげー怖くて。行ったら（自分が）トイレに財布を忘れいて、届けてくれた人がいると。何号車のあそこに座っている方です」と車掌から教えられたことを明かした。松本は男性の所に出向いてお礼を述べたものの、後になって「もうちょっとお礼がしたい」と思い、マネジャーを呼んで「何かないか。劇場のチケットとか」と相談したという。

　そうこうしている内に列車は名古屋に着き、間もなく名古屋を出発した。とにかくもう一度その男性の所へ、と松本らが男性が座っていた座席へ行ってみると、男性は名古屋で降りたようで姿はなかった。松本は車掌に「誰か分からないですか」と聞くと、その男性は謝礼を請求できる権利も放棄し、名前も名乗らなかったという。

　松本は「どこの誰かも分からないんです。探偵さん、なんとかならないですか？」と、たむらけんじに頼んだ。たむらが同局の長寿番組「探偵！ナイトスクープ」で視聴者からの依頼を引き受ける探偵役を演じていることを踏まえた。

　たむらが「情報は、はげたオッサンなんですね」と確認すると松本は「めっちゃはげたオッサン。めちゃめちゃ」としつつ、「さっとしてカッコ良かった」とほれぼれとした表情で語った。