谷村新司 5年間の空白を初告白

 シンガーソングライターの谷村新司(65)が10日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演し、10年前にヘルペス(帯状疱疹)を患い、個人事務所も閉鎖して5年間、“引退”状態であったことを明かした。

 2004年、ツアーをやっていた際に谷村の体に異変が生じた。

 「最初はあせもかと思っていたのが左側全体が痛くなってきて、包帯でグルグル巻きにして歌っていた」。そのうち、孝子夫人が「何かの知らせかもしれない」と言い出した。

 アリス時代は年間300ステージ、ソロになっても150ステージほどこなしていたが、孝子夫人に「それだけが自分たちの生き方じゃないかもしれない。1回リセットしてみようよ」と提案された。

 谷村も自然に「一度そうしてみようと思い」、翌年スタッフらに話して理解を求めて事務所をたたみ、ファンクラブも閉鎖したという。

 活動休止は5年間に及んだ。黒柳徹子が「5年間空白があったなんて、誰も知らないわよね」と驚くと、谷村は「スケジュールを真っ白にしたとき、ちょうど中国(上海音楽学院)から教授として依頼があって、スケジュールが真っ白でないとお受けできない話だったので」、天命のように受け止めたのだとか。

 上海音楽学院では毎月1週間滞在し、卒業生を送り出すまできちんと指導を続けたという。

 「先生やってらしたのは知ってたけど、その間休んでらしたのは知らなかった」と驚きを重ねる黒柳に「みんな、あまり気がつかなかったみたい。ツアーとかファンクラブもやめてケジメをつけたんですけどね」と谷村も当時を振り返り、「休んでいる間に、周りの人がすごくサポートしてくれました」と周囲に感謝した。

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