中井貴一 錦織敗戦に「絶対勝てた」

 俳優の中井貴一(53)が16日、甲子園で開催されたイベントに登場し、主演映画「アゲイン 28年目の甲子園」(来年1月17日公開)で共演した工藤阿須加(23)、柳葉敏郎(53)らとユニホーム姿でキャッチボールを行った。同作は元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台にした物語。

 高校時代はインターハイに出場するなど、芸能界きっての名テニスプレーヤーとして知られる中井。錦織圭が出場したテニスのATPツアー・ファイナルについて「本当に久しぶりにテニスを見た」といい、日本時間16日未明に行われた準決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに敗れた錦織に対して、「ジョコビッチ戦は勝てたなと思います」「ファイナルセット(第3セット)のファーストゲームを取っていれば絶対に勝っていた」と悔しがった。

 それでも、「僕たちが現役でやっていた頃は絶対にあり得ないと思っていたことを彼がやったのはすごいこと。あの大会に出たこともすごいこと」と錦織の快挙をたたえた。

 第3セットの1ゲーム目を落とした時点でテレビを消したことも明かし、「ファーストゲームを取られた段階で(第3セットは)6-0で負けると思った。本当にあのワンゲームなんです。あそこまで行ったのはすごいですけど、久々に悔しかった」と力説していた。

 共演の工藤阿須加(23)もテニス一筋で野球経験はない。錦織の敗戦について「僕も絶対勝てたと思います。3セット目のファーストゲームを取ったら勝てましたね」と中井に同調。「すごい応援していますし、日本を代表する選手なので、悔しい気持ちでいっぱいでした」と熱く語っていた。

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