号泣石井アナ、また涙の現地レポート

 錦織の先輩で、タイ戦相手のチリッチとはかつて合宿で相部屋だったことがあるというTBSの石井大裕アナウンサー(29)が9日、テニスの全米オープン男子シングルス決勝の情報を現地から伝えたが、錦織敗戦の瞬間は電話レポートのため会場外におり、不運に涙を流した。

 石井アナは2001年、5歳下の錦織とともに松岡修造氏主催の強化合宿に参加し、世界を転戦した。その縁から今大会、錦織が準々決勝で勝った際には同局の「ひるおび!」に松岡氏とともに出演して号泣、その後、上司に現地派遣を何度も訴えてとうとう実現させた。

 そしてこの日。まず試合開始の1時間前、午前5時から放送された「はやチャン!」で現地会場前からの生中継で登場した石井アナは、いきなり瞑目した顔が映し出され、深呼吸してから「いま、気持ちを落ち着かせました」と現地初コメントした。

 既に錦織の姉さんにはインタビューしたと言い、その時点で早くも泣いてしまって「今日は私、何度泣くか分かりません」と予告した。

 次にスポーツ担当を務める5時半からの「あさチャン!」でも冒頭、「強い風、本日は錦織日和です。おめでとうございます」と告げて登場し、会場入口で並ぶ大観衆の姿を紹介した。

 試合が始まると、流れはいきなりチリッチに。

 石井アナは会場中からの電話は許されないため、時折会場外へ出て報告。スタジオでは元テニスプレーヤーの沢松奈生子さんもゲスト出演し、番組中でテレビを見ながらの解説を挟んだ。

 スタジオの山本匠晃アナに「石井さん、しっかり応援して下さい」と声を掛けられた際には「応援ではないです。取材ですよ」と、自分に言い聞かせるようなリアクションも見せた。

 錦織が第2セットを落として第3セットもリードされた時点では、会場全体が錦織応援ムードで覆われていることをリポート。「その中でもチリッチ選手が耐えてるんですよね。本当に人生を懸けてやっているという…」とかつてのルームメイトの心中も推し量り「チリッチ選手はここ数年苦しんでたんですよ」と話した際には感激屋の石井アナらしく涙声に。MCの夏目三久に「石井さんはどちらの選手にもいろんな思いがあるんですね」とフォローされた。

 そしてとうとう試合は終局へ。番組は8時から「いっぷく!」に切り替わり、ここでまた石井アナが電話で呼び出された。石井アナが話している途中で、スタジオでWOWOWの画面を見ていたMCの国分太一が「ただいまチリッチ選手のチャンピオンポイントに」と伝えると「なんで私は最後が見られないんですか」と、また泣き出した。

 そして「あ、いまゲームが終わりました」と国分が錦織の敗北を教えると、石井アナは「チリッチ選手はいろんな思いでこの舞台に立っていたな、というのが分かりました」とチリッチの心境を解説し、錦織については「これがスタートです。大きな門が開いたな、という印象ですね」と最後は涙もかれてしまったようだった。

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