ＴＢＳの石井大裕＝いしい・ともひろ＝（２９）アナウンサーが４日、錦織圭（２４、日清食品）の全米オープン準決勝進出に号泣した。石井アナは高１の時、松岡修造氏による強化合宿に錦織とともに参加。“後輩”錦織の快挙に「よく頑張りました！おめでとうございます！」と興奮を抑えきれなかった。

　４日早朝からスポーツキャスターを務める「あさチャン！」（月～金曜、５・３０～８・００）で途中経過を報告していた石井アナ。番組内で勝利の瞬間を伝えることはできなかったが、午後１時ごろに出演した「ひるおび！」で、勝利後に松岡氏と話し、「ありがとう！おめでとう！」となぜか互いに口にし、喜びを分かち合ったことを明かした。

　石井アナが、国内の男子有望ジュニア選手を対象に行うテニス合宿“修造チャレンジ””に参加したのは２００１年。石井アナは高１、錦織は小６だった。身長差は３０センチほどあったが、「負けました」と告白。錦織はその当時から「天才だと言われてました」と振り返った。

　錦織の快挙について、「我々の夢を叶えてくれました」と大興奮。フルセット、４時間１５分の死闘を制した瞬間には、“師匠”松岡氏ばりに、涙をぼろぼろ流して号泣。「ひるおび！」では「きょう、３回泣きました」と映像を見るたびに涙があふれることを明かした。

　準決勝は６日（日本時間７日）、決勝は８日（同９日）。石井アナは「ここ（決勝）にいったらさすがに行かせてくれるでしょう」と渡米取材をアピールしていた。

　石井アナは身長１８５センチ。ジュニア時代、世界スーパージュニアベスト４などの成績を持つ。２０１０年にＴＢＳ入社。同局営業局員の兄・大貴と兄弟音楽ユニット「Ｗｅｌｌ　ｓｔｏｎｅ　ｂｒｏｓ．」を結成し、４月にシングルデビューした異色の経歴の持ち主。