次男が窃盗容疑で逮捕され、ＴＢＳの報道２番組を降板したタレント・みのもんた（６９）が２６日、都内で記者会見を開いた。

　みのは次男について「どこかで子育てが間違っていたのでは。不完全な形で世に送り出してしまったなら、父親に責任があります。申し訳ありませんっ」と謝罪した。

　次男は９月１１日に窃盗未遂容疑で逮捕（後に窃盗容疑で再逮捕）され、同１３日にみのが会見。「（盗んでいないという）せがれを信じたい」と話した。

　また同２１日の文化放送のラジオ番組では「３０過ぎた人間に対して、身内だからということで責任を取るのか。（外国の知り合いは）『日本はおかしい』と言っている」と開き直っていた。

　午後４時１分、カメラのフラッシュを浴び、都内のホテルの会見場に姿を見せたみのは、深く頭を下げたまま１５秒。用意された机に両手のこぶしをつき、身体を支えるようにして、とうとうと一人語りの形式で話し始めた。

　「私のことで大変世間をお騒がせして、まことに申し訳ございません」と切り出し、「私の次男が窃盗未遂ということで。親子の縁は切れません。間違いなく我が子。不完全な形で世に送り出したとしたら、その責任は私にあります。申し訳ありません」と騒動を謝罪した。

　当初は「親の責任ではない」と主張していたが、この日、「親の責任」と発言。心境の変化については「自宅に引きこもりのような２か月で、何であのバカ息子が、俺はどうしたら…と迷いも生じて参りました」と説明した。

　みのは前日に司会を務めるＴＢＳ系の報道番組「みのもんたの朝ズバッ！」（月～金曜、前５・３０）「みのもんたのサタデーずばッと」（土曜、前５・４５）を降板することを発表しており、この日も改めて「道義的に父親としての責任を感じたならば、自分にとって一番つらい道を選ぼうと思った」と説明した。