【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は3日、スイスのローザンヌで理事会最終日の審議を行い、8月のリオデジャネイロ五輪に特別参加する難民選手のチーム「難民五輪選手団」を承認した。五輪で初の試みで、シリアからドイツに渡った水泳女子の18歳、ユスラ・マルディニ選手ら10選手が選ばれた。
南スーダンから5人、シリアとコンゴ(旧ザイール)から2人ずつ、エチオピアから1人の構成で、陸上、水泳、柔道に出場する。女子マラソンの元世界記録保持者、ケニアのテグラ・ロルーペさんが団長を務める。