野口選手「思う存分走り切れた」 マラソン五輪覇者が引退

 現役引退を表明し、記者会見する女子マラソンの野口みずき選手=15日午後、神戸市
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 2004年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき選手(37)=シスメックス=が15日、神戸市内で開いた記者会見で「幸せな陸上人生を歩むことができた。(実業団に)入社のとき、脚が壊れるまで走りたいと目標を言ったが、その言葉通り、思う存分走り切れた」と述べ、現役引退を正式に表明した。

 三重・宇治山田商高からワコール入りし、グローバリーを経て05年12月からシスメックスに所属。03年に大阪国際女子マラソンで優勝。05年には2時間19分12秒の日本記録を樹立した。最も印象に残るレースはアテネ五輪だとし「今でもいいレースができたと思っている」と振り返った。

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