競歩・岡田久美子、今度こそリオ切符だ

 8月のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた全日本競歩能美大会(20日・石川県能美市)を翌日に控えた19日、有力選手による記者会見が小松市内で行われた。

 女子20キロで昨年の世界選手権代表の岡田久美子(24)=ビックカメラ=は、2月の日本選手権(神戸)で1時間29分40秒で2連覇を果たしながら、派遣設定記録(1時間29分15秒)に届かず、リオ五輪内定を逃した。「25秒届かなかったのは非常に悔しかった。気持ちを全面に出して、今度は派遣設定を突破し優勝したい」と、拳を握った。

 日本選手権で高橋英輝(富士通)が内定した男子20キロは、残る2枠を巡り激しい争いが予想される。同選手権2位の藤沢勇(28)=ALSOK=は「1時間20分を切って、内定を勝ち取りたい」と、力を込めた。同世代で世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が、けがのため欠場。20代前半の若手の台頭も著しいが「(鈴木不在で)同年代として奮い立つものがある。簡単に若手に勝たせない」と、力を込めた。

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