男子競歩の鈴木、リオ五輪絶望 世界記録保持、股関節に痛み

 日本陸連は15日、男子20キロ競歩の世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が股関節の痛みと調整遅れのため、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩(21日・神戸)を欠場すると発表した。最終選考会となる3月の全日本競歩能美大会のエントリーも見送る予定で、五輪出場は絶望となった。

 28歳の鈴木はメダルが期待された昨夏の世界選手権(北京)を故障で途中棄権した。その後、恥骨結合炎の治療とリハビリを続けていたが、思うように回復しなかった。

 鈴木は「少しずつ改善はしているものの、レースに向けたトレーニングができていない状況」とコメントした。

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