ラグビー常翔学園、花園へ 車いすの主将、仲間に感謝

 第95回全国高校ラグビー大会の出場権を懸けた大阪大会は15日、東大阪市の花園ラグビー場で各地区決勝が行われ、第3地区で常翔学園が3大会ぶり34度目の出場を決めた。2年前の夏、練習中の事故で四肢がまひした金沢功貴主将(3年)は車いすから部員を鼓舞。「みんなが僕を中に入れて頑張ってくれた。ありがとうという気持ち」と喜びをかみしめた。

 パーカの上に背番号25のジャージーを着て、グラウンドの仲間とともに戦った。関大北陽を序盤から圧倒し、49-12の大差で勝利。全国制覇して以来の大舞台へ向け、金沢主将は「大阪代表として胸を張って試合をしたい」と力を込めた。

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