全日本男子に協会会長が厳しいゲキ

 上位2カ国に16年リオデジャネイロ五輪の出場権が与えられるバレーボールのワールドカップ男子大会(8日開幕・広島など)に向けた全日本男子の記者会見が2日、都内で行われた。

 世界ランク5位で12年ロンドン五輪銅メダルの女子に比べ、男子は出場12カ国中、下から2番目の世界ランク20位。開催国でなければ出場できない状況だ。小田勝美強化委員長も「最終的にはOQT(世界最終予選)になる思う」と、今大会での五輪切符獲得には弱気。下馬評は低いが、72年ミュンヘン五輪金メダリストで今年6月に選出された日本協会の木村憲治会長(70)は「競技団体として、勝たなければ意味がない」と、選手たちを鼓舞した。

 木村会長によると現在の状況は「1965年に似ている」という。選手だった当時を「東京五輪の翌年。女子は金メダルで男子は銅メダルだった。国内の扱いでも女子の影になって、そう大きくなかった」と振り返り、「悔しかった。強くなろうと思った」と、現在の選手たちの心境と重ね合わせた。

 チームは先月のアジア選手権で6年ぶりの優勝と上り調子。南部正司監督が「出るからには切符を獲れるように、獲りに行く気持ちで挑戦したい」と話せば、主将の清水邦広(パナソニック)も「しっかり結果を残していきたい」と、力を込めた。

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