引退の野村、背負い投げで16強入り
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「全日本実業柔道個人選手権・2回戦」(29日、ベイコム総合体育館)
五輪3連連覇を果たし、24日に自身の公式サイトで今大会を最後に引退を宣言した野村忠宏(40)=ミキハウス=は、2回戦も一本勝ちで、16強に駒を進めた。
開始1分18秒で阿部泰博(33)=東北大柔道クラブ=の技を足で払って技ありを奪うと、その直後、1分35秒に背負い投げで試合を決めた。
試合後、対戦した阿部は「僕が言えることではないけど、引退する前に試合ができて本当によかった。組み合わせが決まったときから勝つ準備はしてきましたが…。やっぱり最後のキレがすごかった」と話した。