2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、東京都内でアスリート委員会を開き、スポーツの普及や機運を高める方策について意見交換した。選手が各地の祭りや運動会に参加する案のほか、子どもに競技観戦や障害者スポーツに触れ合う機会をつくるアイデアも出たという。
5月に開催された陸上のセイコー・ゴールデングランプリ川崎で新たにパラリンピック種目を実施したことも話題に上がり、1988年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地委員長は「(健常者と障害者の)両者がともに競技できるよう、ハード面から変わってくるのではないか」と今後への期待を込めて話した。