新国立競技場の屋根は大会後に 文科省、計画変更へ

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の計画見直しについて、文部科学省は18日、工期短縮のため競技場のフィールド部分を覆う開閉式の屋根の設置を大会終了後に先延ばしし、コスト削減策として可動式の観客席約1万5千席分を仮設にすることを検討していると発表した。

 文科省によると、観客席部分を覆う固定の屋根は計画通り設置する方針といい、担当者は「外観そのものが変わることはない」とした。開閉式の屋根は、大会後にコンサートなどを行う際に騒音対策として閉め、競技開催時には開放するため、大会後の設置でも支障はないという。

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