山本昌広氏が引退試合「いつの日か…」

ナインの手で胴上げされる中日・山本昌=ナゴヤドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「オープン戦、中日3-11ヤクルト」(5日、ナゴヤドーム)

 昨年限りで現役を引退した元中日・山本昌広氏の引退試合が、ナゴヤドームで行われた。

 32年間の現役生活にピリオドを打った「球界のレジェンド」は、久しぶりに背番号「34」のユニホームに袖を通して先発マウンドに上がった。独特のフォームから、かつて中日に在籍した先頭打者の森岡を3球三振に。最後は山本氏の代名詞でもある「スクリューボール」で空振りを奪った。

 試合後には引退セレモニーも行われ、谷繁元信監督、岩瀬仁紀投手らから花束を贈られた山本氏は「引退試合させていただきありがとうございました」とファンへあいさつ。

 入団5年目のドジャースのベロビーチキャンプで初めて出会った、恩師と仰ぐ故アイク生原氏らの名前を上げながら、「私が苦しいとき、誰かがが手をさしのべてくれました」と感謝。最後は「引退しましたが、またいつの日ユニホームを着て戻って来たいと思います」と再び、グラウンドへ戻ってくることを約束した。

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