三冠王の松中内野手が現役引退 入団テスト不調で決断

 プロ野球で2004年に史上7人目の三冠王に輝き、昨季限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が現役を引退することが29日、分かった。出場機会を求め、他球団でプレーを希望し「悔いのない準備をした。最後に勝負をかけたい」と1月下旬から複数球団に入団テスト実施を打診したが、不調に終わって進退を決断した。3月1日にも記者会見する。

 熊本県出身の松中は04年にパ・リーグで打率3割5分8厘、44本塁打、120打点をマークし、首位打者、本塁打王、打点王の三冠王を達成した最後の現役選手だった。プロ19年で1767安打、352本塁打、1168打点。

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