「日本シリーズ・第１戦、ソフトバンク４－２ヤクルト」（２４日、ヤフオクドーム）

　２年連続の日本一を目指すソフトバンクが、先発全員安打となる１５安打の猛攻で快勝した。２２歳の先発・武田はヤクルト打線を４安打２失点に抑え、球団史上最年少となる日本シリーズ開幕戦白星を挙げた。１４年ぶり６度目の頂点を狙うヤクルトは、九回に畠山の左翼越え２ランで２点差に迫ったが届かなかった。

　ソフトバンクは四回、松田の左中間越えソロ本塁打で先制。高谷の三塁適時内野安打、川島の中前適時打を含む松田からの６連打で、この回一挙３得点。六回にも明石の左中間適時二塁打で加点した。

　打線は代打の長谷川、福田を含め、打席に入った全選手が安打を放つすさまじさで、５人の継投となったヤクルト投手陣を攻略。試合前には主将の内川が肋骨骨折で無念の離脱となったが、投打がかみ合った一丸野球で“暗雲”を吹き飛ばした。

　ヤクルトは先発・石川が４回を８安打３失点で降板した。