「セＣＳファーストＳ第３戦、巨人３－１阪神」（１２日、東京ドーム）

　巨人が逃げ切り、対戦成績を２勝１敗としてＣＳファイナルＳ進出を決めた。４番の阿部は初回に先制犠飛、六回には右前適時打を放って１安打２打点と打線をけん引した。

　試合後のヒーローインタビューで、犠飛、適時打の場面ともバットを短めに持って打席に入ったことについて問われると「昔、大道さん（現ソフトバンク・大道典良コーチ）に“バット短く息長く”という名言をいただきました。大事なときにそれができてよかったです」と“大道魂”で打ったことを明かした。

　大道コーチは現役時代、バットを極端に短く持って打席に立ち、巨人では代打の切り札として活躍した。