【一問一答】清宮、感謝「成長できた」
「高校野球・秋季東京大会・2回戦、二松学舎大付2-1早実」(12日、市営立川球場)
今夏の全国ベスト4・早実が延長十回にサヨナラ負けを喫し、2回戦で敗退。来春のセンバツ出場は絶望的となった。スーパー1年生・清宮幸太郎内野手(16)は試合後の会見で、涙を見せずに巻き返しを誓った。以下、試合後の一問一答の要旨。
-敗退となったが。
清宮「相手(二松学舎大付・大江竜聖投手)がいいピッチャーだったので、こういう展開は予想がついていた。最後に最後に勝ち切れないのは、まだまだ練習が足りない。チャンスはあったと思うが、ここぞの場面で点を積み重ねて点を取らなければと思う」。
-来春の甲子園が遠のいた。
「5回出るのが目標でもあったが、遠のいたと言ってもこれで終わりじゃない。ひと冬越して、自分たちがレベルアップして帰ってきたい」。
-今日の自身の打撃は。
「体が一塁方向へ流れていて修正ができなかった。自分としてはもう1本出ていればと悔しい」
-今年の公式戦はひと区切り。
「冬にしっかり振って(来年の)春を迎えればいい。(新チームは)去年の(旧)チームと比べたら最後の回のエラーや決定打を欠くなど、勝負所で劣る。そういうところを自分のプレーで示していきたい」
-やはり悔しいか。
「好チーム相手にもう少しで勝てたので悔しい」
-大江投手との対戦は。
「タイミングが取りにくく、それに合わせてストレートが走ってる。今日は自分の調子も良くはなかったが、いいピッチャーですね」
-その中で2安打1打点。
「(タイムリーは)長打ではなかったが、打球もゆるかったのでランナーが帰ってこられた。(大江対策は)昨日(3年生左腕の)上條(哲聖投手)さんがバッティング投手になってくれた」
-1-0の九回、味方にエラーが出た。
「エラーは前のチームでも夏予選で多くあったので慣れてはいた。OK、OKと切り替えた」
-今年を振り返り。
「春から(試合に)出させてもらって、中学からとは比べものにならないほど成長している。ホントにこの夏でたくさん経験させてもらった。それは自分だけじゃなく、周りの上級生メンバーや、日本代表の方がいらっしゃったから成長できた。そういう人たちに感謝したいと思います」
-大江投手からいいバッティングと言われた。
「(はにかみながら)いやいや、そんなことはないです」
-今後の課題は。
「今はちょっと…もうちょっと時間をおいてから考えたいです」