京都翔英・石原、スカウトの度肝抜く

2016年のドラフト候補に挙がる京都翔英・石原彪(つよし)捕手
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 「高校野球・京都大会1回戦、京都翔英9-1(7回コールド)」(13日・わかさスタジアム京都)

 1年夏から4番を打つ石原彪(つよし)捕手(2年)が、スカウトの度肝を抜いた。力強くボールが伸びて行く二塁送球に阪神・熊野スカウトは「ビックリした。軽く投げてもボールが行く」と絶賛。本人も「軽く投げただけなんで。もう少ししっかり投げれば良かった」と言いつつもたたき出したタイムは1・96。2秒を切ればドラフト候補と呼ばれる中、軽く投げてこのスピードは驚異的とも言える。

 打撃では七回にコールド勝ちにつながる左前打を放った。ゴロながら痛烈に三遊間を破る打球のスピードも魅力。身長171センチ、86キロの体格から熊野スカウトは「西武・森の右バージョンみたいだな」と評した。中学時代にはU-15日本代表で4番・捕手を務めた実績もあるだけに、来年のドラフト候補に名前が挙がってくる。

 憧れの選手はくしくも西武・森。「ミート力がすごい。中学生のときにテレビで見ていて、憧れるバッティングをされていた」と声を弾ませた石原が、注目を集める存在になりそうだ。

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